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HAKUSHUMEN

TOTTORI

地域で繋ぐ、伝統の綿

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伯州綿とは

伯州綿(はくしゅうめん)は、 浜綿(はまわた)とも呼ばれ、鳥取県西部の弓浜半島一帯で江戸時代に栽培が始められました。 砂地で水はけが良い弓浜半島は、綿づくりに適しており、最盛期には国内有数の綿の産地に発展しました。質の良い綿と高く評価された伯州綿は、北前船によって各地に運ばれ、全国にその名が知れ渡る境港の特産品でした。 現在でも江戸時代から続く国指定の伝統工芸品「弓浜絣」の原材料として用いられています。

希少な国産和綿

 かつて綿は、米と並ぶ農作物として日本中で栽培されていた作物で、一時は200種類以上の地方品種があったとも言われています。 明治時代の関税撤廃をきっかけに安価な外国産の綿におされ、日本国内の綿栽培は衰退していき、現在では、綿の国内自給率は、ほぼ0%となっており、希少なものとなっています。

伯州綿の特徴

 伯州綿は、繊維が太く、弾力性が強いという特徴があります。 このような特徴により保温性に優れ、古くから布団や着物の中入綿などとして重宝されてきました。

境港市の取り組み

外国産の綿におされ衰退していった伯州綿。 境港市では、平成20年度から失われかけた綿畑を再興し、伝統的な地域資源を後世へ継承していく取り組みが始まりました。 農地の中間管理をしている境港市農業公社では、遊休農地を活用して、「伯州綿栽培サポーター」や「地域おこし協力隊」とともに、農薬や化学肥料を使わない、人や自然環境に配慮した安心・安全の綿づくりを行っています。

○境港市地域おこし協力隊  都市部から境港市に移住し、綿栽培・商品開発・販路開拓などを行っています。イベント開催やSNSを通じて情報発信やPR活動にも取り組んでいます。

伯州綿栽培サポーター

 農薬や化学肥料を使わない綿づくりには、たくさんの人の手が必要となります。 栽培サポーターは、安心・安全の綿づくりを支える地域の有志の方々です。 農業公社が指定する畑で、種まきから収穫まで1年を通して伯州綿の栽培を行います。 収穫した綿は農業公社が買い取り、「おくるみ」や「ひざかけ」などに加工します。

やさしい肌触りと、まごころを贈る。

 境港市では、伯州綿で作った「おくるみ」を境港市で生まれた赤ちゃんに、「ひざかけ」を100歳を迎えられる方へ毎年贈呈しています。 農薬や化学肥料を使わず栽培した伯州綿で編み上げた綿ニットは、やさしい肌触りが特徴で、赤ちゃんからお年寄りまで安心して使用できます。

ぬくもりの綿リレー

 おくるみを受け取った親子は、次におくるみを受け取る親子のために種まきや収穫に参加します。 地域の人たちの手で育てられたぬくもりの綿が、新たな地域の繋がりを生み出し、伯州綿を後世に継承していく取り組みを支えています。

○境港市地域おこし協力隊  都市部から境港市に移住し、綿栽培・商品開発・販路開拓などを行っています。イベント開催やSNSを通じて情報発信やPR活動にも取り組んでいます。

商品紹介

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お問合せ

一般財団法人 境港市農業公社

〒684-8501

鳥取県境港市上道町3000

(境港市役所 農政課内)

TEL:0859-47-1049

E-mail:nosei@city.sakaiminato.lg.jp

一般財団法人 境港市農業公社

〒684-8501

鳥取県境港市上道町3000(境港市役所 農政課内)

TEL:0859-47-1049

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